この度「コラム」で執筆を担当する「赤い翼」である。 執筆者は、個人投資家から某外務員になった相場師である。 個人投資家の時代、生き馬の眼を抜くと云われる、サバイバルゲ−ムの頂点のような相場の世界で生き残っ て行く決め手を探し、「23年の歳月」を経て、ようやく必勝法といかなくても、それに近い物を発見した。 相場とは、「石が浮かんで、木の葉が沈む」世界である。 実際、売り手と買い手だけの世界で、何故これほど悩み、儲ける人が少なく、惨敗する人が多いのか苦悩する。 一般投資家の大きなミスは自分の相場観で相場を想定する事である。 相場の転換点を「想定」するには、「万人の思惑とは逆の説」の考え方を学ぶ必要がある。 執筆者の経験によれば、「相場を当てに行くのでなく」、「相場を待つこと」が 、「勝利の近道」である。 また「迷ったら相場を休む」ことが大事である。次に何が来るだろうかと予測して、辛抱強く待つことである。 相場とは「不可思議な生き物」であり、「思惑が交錯する場」なのである。 読者には「相場の不可解さ」とそれを「読み解く知恵」を学んで頂く。 相場とは「ダマシ」あい合戦である。 チャ−ト及びテクニカル指数には、「ダマシ」が付き物である。 @あるデ−タを何か意味のあるものとして誤って解釈してしまう。 A不完全で偏りのあるデ−タだけで飛躍した解釈をしてしまう。 B自分の建玉の有利なようにデ−タを解釈していまう。 C曖昧で一貫性のないデ−タを期待感や先入観で解釈をしてしまう。 D買いたい、売りたいという動機によってデ−タ解釈を歪めてしまう。 E噂を信じてしまう。 儲けている人は、それなりの「ダマシ」を見破る手法を持っている訳である。 相場観はイメ−ジ(感情)で感じ取るものである。相場観に難しいツ−ルは必要ない。 内部・外部要因の速報が早いとか、テクニカル分析方法が優れているとか、相場予測の的中率が良いとか、 といった能書きは二の次で、とにかく実戦に勝つことがもっとも大切なのである。 相場は「売りか買いか?」だけでなく、「いつ買うのか」、「いつ売るのか」、「いくら上げるのか」 「チャンスの勝負所なのか?」等、より実戦的・具体的な指示が出来なければならない。 執筆者は「独自戦法の必勝法」を考案し実戦活用している。 得意銘柄は、トウモロコシ・アラビカと原油・ガソリンである。 アドバイスする銘柄は、国際商品の10銘柄である。 (金・白金・原油・ガソリン・灯油・トウモロコシ・アラビカ・一般大豆・粗糖・ゴム) |